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- 社労士試験の厚生年金って難しすぎる
- 経過措置とは?
- 厚生年金保険法の覚え方が知りたい
厚生年金は会社員や公務員が入る制度で、国民年金の上乗せとなる年金です。
厚生年金保険法は、社会保険労務士試験の中でもっとも経過措置が多い科目です。経過措置が年金を難解にしています。
この記事では、厚生年金保険法の効果的な覚え方を解説。記事を読めば、嫌なイメージを一掃できます。
学習の際は、次の5つのポイントを押さえてください。
経過措置
制度を見直すときに、なるべく影響が及ばないよう段階的に仕組みを変えていくための手続き
社労士試験における厚生年金保険法は、5、6点を取りにいく「守り」の科目です。
合格する可能性が確実に上がる!
社労士試験|厚生年金保険法の目的
厚生年金保険法は次の3つの要因によって、国民の生活の安定が損なわれないようにするための法律です。
- 老齢
- 障害
- 死亡
厚生年金の目的は年をとったり、病気やケガで障害が残ったり、配偶者が死亡したりしたときに所得を補償することを。受給権者に対して、国から年金が支給されます。目的は国民年金と同じです。
受給権者
保険給付(年金)を受ける権利を有する者
国民年金と厚生年金の大きな違いは「加入者」です。
- 国民年金:全国民
- 厚生年金:会社員や公務員などの被用者
国民年金は原則として全国民が加入します。厚生年金は被用者が対象となっているため、自営業者は入れません。
日本の公的年金は「2階建て」と表現されます。建物の1階に当たるのが「国民年金」、2階が「厚生年金」です。
厚生年金は1階の国民年金にプラスして、2階分の金額も支給されるため、国民年金よりも年金額が高くなります。
日本の年金制度は次の3つに大別できます。
- 公的年金:国民年金、厚生年金
- 企業年金:確定拠出年金、確定給付企業年金など
- 個人年金:民間の保険
企業年金は社労士試験の出題範囲です。「社会保険に関する一般常識」で学習します。
厚生年金の加入者は、国民年金にも同時に加入していることになります。
日本の年金制度の全体像
社労士試験|厚生年金保険法の点数配分と出題傾向
社労士試験の科目における、厚生年金保険法の概要を次の2つの視点から解説します。
点数配分
厚生年金保険法の点数配分は以下になります。
厚生年金保険法 | |
選択式 試験 | 5点 (5空欄) |
択一式 試験 | 10点 (10問) |
満点は選択式で5点、択一式で10点です。
社労士試験の厚生年金保険法の合格基準点は次のとおり。
- 選択式:3点以上(5点満点)
- 択一式:4点以上(10点満点)
試験の問題が難しく受験者の点数が低い科目は、合格基準点の引き下げ(救済措置)が行われる場合があります。
総得点に占める、厚生年金保険法の点数の割合は以下になります。
割合 | 厚生年金保険法の点数 | 総点数 | |
選択式 試験 | 12.5% | 5点 | 40点 |
択一式 試験 | 14.3% | 10点 | 70点 |
厚生年金保険法は国民年金法と健康保険法と並び、社労士試験の中でもっとも配点が高い科目の一つです。
過去5年間の出題
社労士試験における、厚生年金保険法の直近5年間の出題は次のとおりです。
出題の中心は、「被保険者」「老齢厚生年金」「障害厚生年金及び障害手当金」「遺族厚生年金」「費用」です。
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
総則 | 選択 | 択一① | 選択 択一 | ||
被保険者 | 択一③ | 択一❶ 択一③ | 選択 択一② | 択一❷ 択一② | 択一③ |
標準報酬月額及び標準賞与額 | 択一③ | 択一① | 選択 択一③ | 択一① | 択一❶ 択一① |
届出、記録等 | 択一⑤ | 選択 択一⑤ | 択一② | 択一❶ | |
保険給付の通則 | 選択 択一② | 択一② | 択一① | 択一❶ 択一① | |
老齢厚生年金 | 択一③ | 選択 択一⑤ | 択一⑤ | 選択 択一❷ 択一③ | 択一❷ 択一③ |
障害厚生年金及び障害手当金 | 択一④ | 択一④ | 択一❶ 択一① | 選択 択一③ | 選択 択一② |
遺族厚生年金 | 択一④ | 択一⑦ | 択一❶ 択一⑤ | 選択 択一① | 選択 択一❶ 択一③ |
脱退手当金、脱退一時金 | 択一① | 択一① | 択一② | ||
厚生年金の分割 | 択一② | 選択 択一② | 択一② | ||
保険給付の制限 | 択一① | 択一① | |||
積立金の運用 | |||||
費用 | 選択 択一② | 択一② | 選択 | 選択 択一❶ | 択一① |
不服申立て及び雑則 | 択一① | 択一① |
- 択一:択一式試験で出題
- 選択:選択式試験で出題
- ❶❷:1問で出題された数
- ①〜⑦:1問の一部分で出題された数
「積立金の運用」を除く、すべての範囲から満遍なく出題されます。厚生年金保険法を攻略するには、全項目をバランスよく学習し、不得意な分野を作らないことが求められます。
わかりやすい「被保険者」「障害厚生年金」「遺族厚生年金」からマスターしましょう。
2023年の試験員
社労士試験は、問題作成を担当した試験委員が公表されています。2023年の厚生年金保険法を作問した方々(敬称略)は次の9名です。
- 甘利 公人
- 上智大学法学部 法律学科 元教授
- 石田 重森
- 福岡大学 商学部 元教授・元学長
- 佐野 誠
- 福岡大学法学部 元教授
- 土田 武史
- 早稲田大学 商学部 元教授
- 出口 正義
- 筑波大学 大学院 人文社会科学研究科 元教授
- 中浜 隆
- 小樽商科大学 商学部 教授
- 原 佳奈子
- 社会保険労務士
- 深澤 理香
- 社会保険労務士
- 百瀬 優
- 流通経済大学 経済学部 大学院 経済学研究科 教授
試験員9名中、7名が大学教授経験者です。
社労士試験|厚生年金保険法の覚え方
厚生年金保険法の効果的な覚え方を、2つに分けて解説します。
全体
厚生年金保険法の難易度と学習にかけるべき時間の比重度、法改正の多少は次の通りです。
厚生年金保険法 | |
難易度 | (5.0 / 5.0) |
学習時間の比重度 | (5.0 / 5.0) |
法律の改正 | 多い |
厚生年金保険法の難易度は「難しい」。国民年金法や健康保険法と関係している項目が多いため、共通点や相違点を確認しながらじっくり学習しましょう。
年金制度を持続可能なものにしていくために、頻繁に法改正が行われています。
覚える際のポイントは以下の5つです。(↓クリックすると各項目にジャンプします)
最大の山は、老齢厚生年金です。経過措置を理解することが、攻略のカギになります。
厚生年金保険法は社労士試験の中で、もっとも総合力が求められる科目です。
経過措置を理解する
社労士試験の厚生年金保険法は、経過措置を理解しましょう。
経過措置は老齢厚生年金に設けられている仕組みです。ひと言でいうと「年金額を20年かけて引き下げる」システムです。
具体的には、以下の図のように老齢厚生年金の額を引き下げていきます。
2023年4月1日の時点で82歳以上の男性と77歳以上の女性は、60歳になった時点で満額の老齢年金を国へ請求できました。
しかし、2023年から年金の受け取りを開始できる人の年齢は、男性で64歳、女性は62歳です。しかも、支給される年金額は一部(報酬比例部分)だけ。65歳にならないと満額の老齢年金がもらえません。
経過措置は「年金の支給開始年齢を、20年かけて60歳から65歳に引き上げる制度」と言い換えることができます。
年金額を引き下げる目的は、国民の平均寿命の伸びと労働力人口の低下による国家財政の圧迫を軽減することです。急に制度を変更すると国民の不満が爆発するため、経過措置という形で徐々に年金の支給開始年齢を引き上げてきました。
経過措置さえ理解できれば、最難関の老齢厚生年金を攻略できます。
学習の基本はこちら >> 最短合格できる勉強法
国民年金法と健康保険法の後に学習する
社労士試験の厚生年金保険法は、国民年金法と健康保険法を勉強した後に、学習を始めましょう。厚生年金保険法の規定は、国民年金法や健康保険法がベースになっているものが多いからです。
以下は国民年金法と共通点が多く、関連性がある厚生年金保険法の規定です。
- 積立金の運用
- 損害賠償請求
- 年金の併給調整
- 年金の内払と充当
- 申出による支給停止
- 受給権の保護及び公課の禁止
- 障害厚生年金(国民年金法の障害基礎年金)
以下は健康保険法と類似している、厚生年金保険法の規定になります。
- 費用
- 不服申立て
- 適用事業所
- 届出の提出期限
- 標準報酬月額及び標準賞与額
厚生年金保険法と国民年金法、健康保険法の関係性を図にすると次のとおりです。
国民年金法と健康保険法で学んだ知識が、厚生年金保険法で生かされます。国民年金法と健康保険法が理解できていないと、厚生年金保険法でつまずく可能性が高いです。
最後に厚生年金保険法を学習することで、スムーズに覚えることができます。
横断整理をする
社労士試験の厚生年金保険法の学習は、横断整理を活用しましょう。
横断整理とは法律の枠を超えて、複数の法律を比較しながら共通点や相違点を認識すること。ラクに覚えることができます。
以下は、国民年金法と厚生年金保険法の「障害年金の支給要件」を横断整理した表です。
障害基礎年金 (国年法) | 障害厚生年金 (厚年法) | |
初診日要件 | 初診日において次の①又は②に該当したこと ①被保険者であること ②被保険者であった者であって、日本国内住所を有し、かつ60歳以上65歳未満であること | 初診日において被保険者であったこと |
障害認定日要件 | 障害認定日において障害等級1級又は2級に該当する程度の障害の状態にあること | 障害認定日において障害等級1級、2級又は3級に該当する程度の障害の状態にあること |
保険料納付要件 | 初診日の前日において保険料納付要件を満たしていること |
以下は、健康保険法と厚生年金保険法の「賞与に係る保険料」を横断整理した表になります。
健保法 | 厚年法 | |
標準賞与額 | 年度累計額573万円(上限) | 月150万円(上限) |
算定方法 | 標準賞与額×保険料率 | |
保険料率 | 報酬に係る保険料率と同様 | |
徴収 | 被保険者の資格取得月から資格喪失月の前月までの間に支払われた賞与について徴収 | |
納付 | 賞与を支払った日の属する月の翌月末日までに納付 | |
賞与額の届出 | 賞与を支払った日から5日以内に賞与支払届を提出 |
横断整理で比較すると厚生年金保険法の規定は、国民年金法と健康保険法との相違点を覚えるだけで済みます。
社労士試験の全科目を一通り学習したら、横断整理を始めるのがおすすめです。横断整理のための教材は、2~3千円程度で市販されています。
厚生年金保険法は、国民年金法と健康保険法との共通点が多いため、横断整理に適した科目です。
詳細はこちら >> 横断整理をすると覚えるのがラク
法改正の対策をする
厚生年金保険法は、法律の改正が頻繁に行われています。以下は平成元年以降の主な改正点です。
和暦 | 改正点 |
平成 元年 | 完全自動物価スライド制導入 |
平成 9年 | JR、JT、NTTの共済組合を厚生年金保険に統合 |
平成 12年 | 給付水準の適正化 育児休業期間中の保険料免除 |
平成 14年 | 被保険者の年齢引き上げ 農林漁業団体職員共済組合を厚生年金保険に統合 |
平成 16年 | マクロ経済スライド制導入 保険料水準固定方式による厚生年金保険料の引き上げ開始 |
平成 28年 | 短時間労働者への適用拡大 |
令和5年 | 短時間労働者への適用拡大 法定業種の拡大(17業種へ) |
社労士試験では法改正があった箇所は、出題される可能性が一気にアップします。特に、過去に出題された論点に関する改正は要注意です。
論点
問題文に書かれている内容が正しいかどうかを判断するためのポイント
以下は本試験で出題された、法改正に関する問題です。↓
7月1日から9月1日に変更されたことを知っていれば、1点取れた問題でした。
法改正があった箇所をインターネット等で調べることも可能ですが、社労士試験に出題される可能性のある法律は30以上。かなりの手間がかかります。また、直近の改正だけでなく、2〜3年前に改正点が出題されることも。
効率を考えると法改正の対策は、専用の教材を使ったほうがいいです。教材は2種類あります。
- 市販の書籍:2千円くらい
- 資格スクールの講座:1万円くらい
法改正の教材は5月ごろからリリースされます。
知識を覚え直すのは大変です。厚生年金保険法の法改正の対策は、早めに取りかかりましょう。
法改正は的を絞りやすいです。サービス問題といえます。
詳細はこちら >> 法改正を得点源にする方法
語呂合わせを活用する
社労士試験の論点を覚えるときは、語呂合わせ(ゴロ)を活用しましょう。理屈なく暗記しなければならない数字や、紛らわしいポイントをラクに記憶できます。
以下は私が作った厚生年金保険法に関するゴロです。
- 外灯(該当)が消滅したら速やかに
- 厚生年金保険の受給権者に関する届出の多くは「10日以内」だが、「支給停止事由該当の届出」と「支給停止事由消滅の届出」は速やかに届出
- 44人で停学(定額)も
- 報酬比例部分相当の老齢厚生年金の受給権者がその権利を取得した当時、被保険者でなく、かつ被保険者期間が44年以上あるときは、定額部分を加算した老齢厚生年金が支給される
- 脱退したいけど障害あり
- 脱退一時金は、障害厚生年金その他政令で定める保険給付の受給権を有したことがあるときは請求できない
ど忘れしてしまい思い出せなくても、頭の中でゴロのフレーズが響けば、正確に論点を導き出すことができます。ゴロは遊び感覚で覚えられるので、気分転換にも最適です。
社労士試験専用の語呂合わせの教材が市販されています。ゴロをうまく活用して、楽しく効果的に学習しましょう。
ゴロは自分さえわかればいいので、深く考えずに響きとインパクト重視で作成してください。
筆者の語呂合わせ帳
項目ごと
社労士試験に出題される、厚生年金保険法の項目ごとの攻略ポイントは以下になります。
- 総則
- 厚生年金保険法の全体像がまとめられている。第1条の目的条文、第2条の年金額の改定、実施機関を覚える。
- 被保険者
- 被保険者と適用事業所についての規定。強制適用事業所、任意適用事業所の適用・適用取り消し、当然被保険者、任意単独被保険者、高齢任意加入被保険者、被保険者の適用除外、被保険者の資格取得・喪失を理解する。
- 標準報酬月額及び標準賞与額
- 保険料や保険給付額の決定の際に用いる。健康保険法と共通点が多い。健康保険法との相違点が出題される。標準報酬月額等級、標準報酬月額の決定・改定、3歳に満たない子を養育する被保険者等の標準報酬月額の特例を押さえる。
- 届出・記録等
- よく出題される。事業主の届出、被保険者の届出、受給権者の届出に関して「いつまでに」「どこへ」「なにを」を覚える。
- 保険給付の通則
- 保険給付に関する共通の規定のこと。保険給付の裁定、年金の支給期間及び支払期月、併給の調整を理解する。
- 老齢厚生年金
- 「老齢」に関する年金。厚生年金保険法の中でもっとも難しい項目。支給開始年齢、60歳台前半の老齢厚生年金(経過措置・支給要件・年金額・在職老齢年金・雇用保険法との調整・支給繰上げ)、本来の老齢厚生年金(支給要件・年金額・繰上げと繰下げ)を理解する。
- 障害厚生年金及び障害手当金
- 障害に関する年金と一時金。国民年金法の障害基礎年金と同様の規定が多い。老齢厚生年金よりはやさしい。障害厚生年金の支給要件、事後重症による障害厚生年金、基準障害による障害厚生年金、併給の調整、障害厚生年金の額、配偶者加給年金額、年金額の改定、障害厚生年金の失権、障害厚生年金の支給停止、障害手当金の支給要件、障害手当金の額を押さえる。
- 遺族厚生年金
- 一定の要件に該当した者が死亡した場合に、遺族の生活費として支給される年金。国民年金法の遺族基礎年金と異なる点が多い。支給要件(死亡者の要件・保険料納付要件)、遺族の範囲、遺族の順位、遺族厚生年金の額、中高齢寡婦加算、遺族厚生年金の支給停止、遺族厚生年金の失権について覚える。
- 脱退手当金・脱退一時金
- 保険料の掛け捨て防止のための規定。脱退手当金の支給要件、脱退一時金の支給要件と額を覚える。
- 厚生年金の分割
- 離婚時分割の要件、離婚時みなし被保険者期間について理解する。
- 保険給付の制限
- 保険給付の一時差し止め、年金額の改定に関する制限を押さえる。
- 積立金の運用
- 保険料の運用ルールについて定めている。国民年金法とほぼ同じ。運用の目的と年金積立金管理運用独立行政法人に対する積立金の寄託を覚える。
- 費用
- 厚生年金の費用負担に関する規定。よく出る。国庫負担の割合、保険料の徴収、保険料率、育児休業等期間中の特例、産前産後休業期間中の特例、被保険者が船舶に使用され、かつ同時に事業所に使用される場合の規定、保険料の納付期限、保険料の源泉徴収、保険料の繰上げ徴収、延滞金を押さえる。
- 不服申立て及び雑則
- 被保険者の資格、標準報酬、保険給付に関する処分に不服がある場合の不服申立て制度等。社会保険審査官に対する審査請求、社会保険審査会に対する再審査請求、時効を覚える。
厚生年金保険法では、老齢厚生年金、障害厚生年金、遺族厚生年金で3〜4点分出題されます。
やる気を保つコツはこちら >> モチベーションを維持する方法7選
試験当日の対策はこちら >> 本番で失敗しない心構えとテクニック
厚生年金の覚え方をマスターして社労士試験に合格しよう
厚生年金保険法は経過措置が多いため、社労士試験の中で得点を稼ぎにくい科目のひとつです。
5、6点を確保するために、覚える際は以下の5つのポイントを押さえてください。
- 経過措置を理解する
- 国民年金法と健康保険法の後に学習する
- 横断整理をする
- 法改正の対策をする
- 語呂合わせを活用する
厚生年金保険法を理解できれば、社会保険科目に対する総合力がついてきた証。合格まであと少しです。
厚生年金保険法を攻略して、社労士試験に王手をかけましょう。
直前期8月の詳細はこちら >> 7月までに読んでほしい!試験前日までの過ごし方
聴くだけで基礎を身につける方法
文字を読まなくても、音声を聴くだけで厚生年金保険法の基礎が自然に身につく方法があります。
「歩きながら」「歯を磨きながら」「お風呂に入りながら」聴くだけで、厚生年金保険法の全体像がスッと頭に入ります。
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