- 試験日が近づいてきてドキドキする
- 社労士試験の当日はどんな感じだろう
- 得点につながるテクニックが知りたい
2023年の社会保険労務士試験は8月27日(日)に実施されました。2024年は例年どおりであれば、8月25日(日)に行われる予定です。
本試験は1年に一度しかなく、1日で勝負が決まる短期決戦。戦略をもって試験に臨まないと、実力を発揮できないまま終わってしまいます。
この記事では本試験に臨むに当たってのテクニックと心構えを解説。記事を読めば、試験日に100%の実力を発揮することができます。
本番で本来の実力を出し切るためには、「冷静さを保つ」ことが重要です。焦ってしまうと、普段なら解ける問題を落としてしまいます。
見たことがない問題は飛ばして、後回しにしてください。
本試験
社労士試験の本番。例年、8月の第4日曜日に実施されています。
合格する可能性が確実に上がる!
社労士試験の当日はあっという間に終わる
以下は、2023年の社労士試験当日のタイムスケジュールです。2024年も同じ流れで行われることが予想されます。
事項 | 選択式(午前) | 択一式(午後) |
着席時刻 (受験者集合・着席) | 10:00 | 12:50 |
注意事項の説明 試験開始準備 | 10:00〜10:30 (30分) | 12:50〜13:20 (30分) |
試験開始時刻 | 10:30 | 13:20 |
退室禁止時間 (着席〜試験開始後) | 10:00〜11:10 (70分) | 12:50〜14:10 (80分) |
退室禁止時間 (試験開始後〜終了前) | 11:40〜11:50 (10分) | 16:40〜16:50 (10分) |
退出可能時間 (許可を得てトイレ・飲水可能) | 11:10〜11:40 (30分) | 14:10〜16:40 (150分) |
試験終了時刻 | 11:50 | 16:50 |
昼食時間 (監督者の退室許可後から休憩開始) | 11:50〜12:50 (60分) | – |
本試験は10時集合、16時50分に終了、拘束時間は6時間50分です。試験時間はトータル合計4時間50分(290分)。社労士試験は1日で終わりますが、長丁場です。
- 10:30~11:50 選択式(80分)
- 13:20~16:50 択一式(210分)
けれど、いざ試験が始まるとあっという間です。特に、択一式試験は時間との戦い。「ああ、終わらないで」と思ってしまうほどです。
「会場の雰囲気にのまれて何もできなかった」ということにならないように、事前に準備をしておきましょう。
長丁場の社労士試験もスタートすれば一瞬です。
本試験の当日|試験が始まる前
社労士試験当日の朝は、普段と違うものは食べないようにしましょう。お腹の調子が悪くなったら大変です。朝食は食べ慣れているものにしてください。
出発する前と会場へ行く途中は、軽く復習をします。テキストの論点を眺める程度でOKです。脳を疲れさせないことが大事です。
早めに出発しましょう。試験会場には9時からしか入れませんが、ぎりぎりに到着して冷や汗をかくよりはマシです。着席時刻の10時より1時間ほど早く到着し、呼吸を整えます。
本試験の会場に到着したら、「自分はラッキー」だと思うようにしてください。
- 無事に会場へ到着できたこと
- 開始時刻に間に合ったこと
- 社労士試験に挑戦できること
社労士試験の受験率は約8割です。受験しなかった2割の中には、病気や仕事、家庭の事情で受験したくても叶わなかった人もいます。無事に受験できるあなたは幸運の持ち主です。
「今日の自分はラッキーボーイ(ガール)だ、今日ならいける!」と念じてください。気力が湧いてきます。
あなたの受験番号が書かれた机に到着したら、そこでも軽く復習をします。頻出の数字を中心にテキストを眺めます。なるべく頭を使わないでください。
着席時刻の10時が近づいてくると緊張のため水分を摂りたくなりますが、飲みすぎに気をつけます。
試験会場によってはトイレが混雑します。特に女性は要注意です。待ち時間も考えて、トイレを済ますようにしてください。
着席時刻の10時以降は、手持ちの教材を見ることができなくなります。本試験前、最後に見るのは「モットー」です。モットーとは「試験中に心がけること」。私のモットーは次の通りでした。
モットーがあるだけで、落ち着いて社労士試験に臨むことができます。脳が無意識のうちにあなたの弱点をカバーしようとするので、おのずと正答率が上がります。試験中に心がけることは、本試験の前日までに紙に書いておきましょう。
10時から10時30分までの間に、試験監督者から試験の説明があり、問題用紙と解答用紙、封筒が配布されます。リラックスして過ごしてください。
携帯電話は、電源を切った状態で配布された封筒の中に入れて、椅子の下に置くように指示されます。音が鳴ったり、バイブレーションが作動するとその時点に失格です。電源が自動でオンになる設定になっていないか、本試験の前日に確認しておきましょう。
本試験は厳格な雰囲気
私は中小企業診断士試験も経験しましたが、社労士試験のほうが数段、厳格な印象を持ちました。宅建士や衛生管理者などの国家資格にもチャレンジしてきましたが、携帯電話を封筒に入れさせるのは社労士試験だけです。
独特な雰囲気にのまれないように、イメージトレーニングをしておきましょう。
問題用紙と解答用紙を受け取ったら、試験開始まで目を閉じます。極力、何も考えないようにします。気持ちを落ち着かせるために、鼻から息を吸って、口から静かに吐く。呼吸に意識を集中させてください。
不安や雑念が湧いてきたら、あたなのモットーを思い出しましょう。そして、「大丈夫、いつも通りにやれば合格できる」と心の中で唱えます。
「開始してください」という合図とともに、ゆっくり目を開けます。
本試験の当日|試験スタート
いよいよ、本試験の始まりです。社労士試験のタイムスケジュールと同じく以下の順番で解説します。(クリックすると各項目にジャンプします。)
選択式試験
選択式試験がスタートすると、まず試験監督者から「問題用紙に乱丁がないか確認してください」と指示があるのでチェックします。次に訂正情報があれば、問題文に書き込んでください。
選択式は40空欄(8問×5空欄)に、与えられた語句の中から選んで入れる穴埋め問題です。1問10分以内、1空欄2分以内に解き終わればいいため、時間が足りないということは通常ありません。
選択式は、じっくり落ち着いて解いていきます。途中退室する受験者もいますが気にせずに、時間がある限り問題文を何度も見直してください。
見直しの際に答えを変えるのは、確固たる根拠があるときだけにしましょう。迷った末に何となく変えてしまうと、不正解になることが多いです。「あの時、答えを変えなければ合格できていたのに」ということがよく起きるのが社労士試験です。
マークシートへの記載ミスがないか、遠目と近視の両方から見て確認します。
- 遠目:解答用紙のマークする箇所以外の場所に、何か書いてしまっていないか
- 近視:1空欄に2つ以上マークしていないか、きれいに塗りつぶせているか
マークする箇所がずれていないかもチェックしてください。(例:問4の解答を問5にマークする)
問題用紙は持ち帰ることができます。本試験終了後は解答速報を見て、答え合わせをすることになりますので、問題用紙に答えを写しておきましょう。
合格発表日は1ヶ月以上先の10月上旬。正確に書き写せていないと悶々とした日々を送ることになってしまいます。
解答を問題用紙へ書き写し
選択式の攻略法を次の2つの観点から解説します。
選択式の心構え
社労士試験の選択式は、「見たことがない問題が出題される」という心構えを持ちましょう。
選択式では、たいていの受験者にとって初見の難問が出題されるため、毎年救済措置が実施されています。
救済措置
救済措置とは試験科目の難易度が高く、受験者の得点が低かったときに実施される合格基準点の引き下げのことです。合格基準点は、合格するために最低限必要な得点を指します。
以下は直近10年間の救済措置の回数です。
順位 | 科目 | 救済 回数 |
1 | 健康保険法 | 5回 |
2 | 社会保険に関する一般常識 | 4回 |
3 | 労務管理その他労働に関する一般常識 | 4回 |
4 | 雇用保険法 | 2回 |
5 | 国民年金法 | 2回 |
6 | 厚生年金保険法 | 1回 |
救済措置が特に多いのは健康保険法、社会保険一般常識、労務管理一般常識の3科目です。
選択式は、パッと見ただけでは解答できない問題が出るものと覚悟しておきましょう。
手強そうな問題だと思ったら、いったん飛ばしてください。即答できない空欄は、後回しにする。簡単な問題から解いていくことでマークシートが埋まり、心に余裕が生まれます。
以下のテクニックを使って選択式を攻略します。
選択式のテクニック
社労士試験の選択式のテクニックは2つです。
- 最初は選択肢を見ずに自力で書き入れる
- 20の選択肢を5つにグルーピングする
選択式は1問5つの空欄に対し、20の選択肢が用意されています。その中から正しい選択肢を当てればいいわけですが、いきなり選択肢を見てはいけません。まずは以下のように正確でなくても構わないので、自力で語句を考えて空欄に書き入れます。
自力で空欄に語句を書き入れたら、選択肢を確認します。同じ語句または類似の語句が選択肢にあれば、その選択肢は正解である可能性が高いです。
選択肢を見ずに文脈から空欄に入る語句を考えることで、20もある選択肢に惑わされずに正解を導き出すことができます。
自力でわからない空欄がある場合は、次のように20の選択肢を5つにグループ分けをしましょう。
選択式は1つの空欄に、選択肢が4つ与えられています。選択肢4つで1グループです。問題文の流れからグループを特定します。グループを特定できたら、空欄に4つの語句をそれぞれ書き入れて、知識や常識、前後の文脈から最適な1つを選択します。
どんなに難しい問題であってもグループ分けができれば、20ある選択肢を4つまで絞り込むことができるのです。本試験で正答率を高めるには選択式の問題演習で、20の選択肢を5つにグルーピングする訓練を積む必要があります。
グループ分けができれば、難問でも4分の1の確率で正解です。
詳細はこちら >> 選択式試験の対策
昼休みにすること
社労士試験の昼休みは11時50分から12時50分までの1時間です。
暑い中、昼食を会場外へ買いに行ったり、食べに行ったりするのは大変です。試験会場内で飲食できるため、昼食は持参しましょう。
食べすぎると午後の択一式試験で頭がボーとしてしまうので腹八分がおすすめ。脳の栄養となる米飯などの炭水化物や、バナナや卵などの消化に良いものを食べましょう。コーヒーや栄養ドリンク、ブドウ糖は摂りすぎに注意してください。
トイレ以外に昼休みにしたほうがいいことは次の2つです。
- 体を動かす
- 10分程度の仮眠をする
全身を動かすことで、脳への血液の流れが良くなります。少し歩いたり、軽いストレッチをしてください。天気が良ければ建物の外に出て、日光を浴びましょう。リフレッシュできます。
目を閉じて10分程度仮眠すると、頭がスッキリします。実際に眠れなくても大丈夫です。目を閉じているだけで、脳と目の疲労が回復します。
トイレに行き、体を動かし、10分程度の仮眠をしても時間が余るようであれば、軽く復習をしましょう。
昼休みに選択式の答え合わせをしてはいけません。午後の択一式試験に集中してください。
択一式試験
午後の択一式試験は13時20分から16時50分までの3時間30分(210分)です。試験開始の合図とともに、乱丁を確認します。続いて、訂正情報があれば問題文に書き込みます。
気をつけたいポイントや忘れたくない数字などの論点があれば、開始直後に問題用紙に書き込んでください。
択一式は解いていく科目の順番を決めておくとスムーズにスタートできます。調子も上がりやすいので、あたなに最適な順番を前日までに決めておきましょう。
択一式の5つの選択肢を見る前に、設問文で問われていることが何なのか、線を引いてください。(実際の本試験では赤ペン・赤鉛筆は使えません)
本試験では、「正しいもの」が問われているのに「誤っているもの」を選んでしまった、といったミスがよく起きます。線を引くだけで意識するようになるため、読み違える可能性が低くなります。見直しのときもわかりやすいです。
解答用紙にマークするタイミングも決めておきましょう。マーキングは作業なので脳を休めるために、1科目(10問)ごとにマークするのがおすすめです。
社労士試験の択一式は時間との戦いです。全70問、350の選択肢の正誤を3時間30分で判断します。1問にかけられる時間は3分、1つの選択肢にかけられる時間は36秒。見直しやマークシートに記入する時間を考えると、1つの選択肢の正誤を30秒以内に判断しなければなりません。
タイムスケジュールを問題用紙に書いておくと、標準的なペースよりも早いのか、遅いのかを認識できます。例えば、本試験で出題される科目順に解いていくなら以下のとおりです。
- 労働基準法及び労働安全衛生法 13:20〜13:45(25分)
- 労働者災害補償保険法(労働保険徴収法含む) 13:45〜14:10(25分)
- 雇用保険法(労働保険徴収法含む) 14:10〜14:35(25分)
- 労務管理その他労働に関する一般常識及び社会保険に関する一般常識 14:35〜15:00(25分)
- 健康保険法 15:00〜15:25(25分)
- 国民年金法 15:25〜15:50(25分)
- 厚生年金保険法 15:50〜16:15(25分)
- 見直し 16:15〜16:50(35分)
ペース配分が心配なら、科目ごとに解き始める時刻の目安を問題用紙に書いておきましょう。
択一式の問題のパターンは以下の4つです。
- 正しいもの選び
- 「次の記述のうち、正しいものはどれか。」
- 誤っているもの選び
- 「次の記述のうち、誤っているものはどれか。」
- 個数問題
- 「次の記述のうち、正しいものはいくつあるか。」
- 組み合わせ問題
- 「次のアからオの記述のうち、正しいものの組み合わせは、後記AからEまでのうちどれか。」
「次のアからオの記述のうち、誤っているものの組み合わせは、後記AからEまでのうちどれか。」
パターンによって、それぞれ難易度が違います。
- (難しい) 個数問題 > 正しいもの選び > 誤っているもの選び > 組み合わせ問題 (やさしい)
傾向として個数問題がもっとも難しく、組み合わせ問題がいちばん得点しやすいです。問題のパターンから難易度を想定して、1問当たりに使う時間の長さを調整してください。
見直しの際は、根拠なく解答を変更しないようにしましょう。例えば、解答で「A」が3回続いているから、1つを「B」にしてみたとか。「見直しで解答を変えなければ合格していた」という人は大勢います。迷っても、なんとなく解答を変えないようにしてください。
まったくわからない問題は「勘」で選びましょう。ほかの多くの受験者も解けないため、落としても合否に影響しません。難問に時間をかけるよりは、確実に得点しないといけない問題の見直しに時間をかけたほうが得策です。
解答の見直しが終わったらマークミスがないか、遠目と近視の両方でチェックします。
時間的に余裕があれば、問題用紙に解答を正確に写しておきましょう。問題用紙は持ち帰ることができるので、本試験終了後の自己採点に役立ちます。
択一式の攻略法を以下の2つの視点から解説します。
択一式の心構え
社労士試験の択一式は「焦らない」という心構えをもっておきましょう。
焦ってしまうと視界が狭くなります。よく読めばわかる論点を見逃したり、早とちりしてしまったりして、凡ミスが重なり不合格になってしまうのです。
本試験では以下の状況が焦りを生み出します。
- わからない問題が続く
- 時間をかけたのに、正解がわからなかった
- 途中退室者の存在が気になる
社労士試験の最中に焦らないように、以下のリズムで問題を解いていきましょう。
- 長文問題や見慣れない問題は飛ばす
- やさしい問題から解く
- マークシートが埋まってくる
- 余裕が生まれる
- 飛ばした問題に戻る
- 冷静な判断ができる
やさしい問題から解いてマークシートが埋まってくると、心に余裕が生まれます。本来の実力を発揮できるようになります。時間がかかりそうな問題は、いったん後回しにしましょう。
焦らなければ視野が広がり、ミスが減ります。
択一式のテクニック
社労士試験の択一式はまず、5つの選択肢の内で一番問題文が短い選択肢から読むようにします。短い選択肢が正解であれば時間の短縮につながるからです。
長文の選択肢は後回しです。最後に読みます。
次に、数字などのわかりやすい論点で誤りの箇所がないか確認します。
以下のような断定表現もチェックしてください。誤りの選択肢である可能性が高いです。
- 最も
- 必ず
- 常に
- 誰でも
- 全面的に
- 一切ない
- いつでも
- すべての
- いかなる
- のみ・限り
長文は以下のように読点(、)や句点(。)に区切り線を入れましょう。文中に(カッコ)が多い場合は、いったん飛ばして読んで、主旨を把握してください。
長文問題は主旨を理解して、区切り線ごとにチェックしていくと、見落とすことなく論点をつかむことができます。
択一式の選択肢を絞り込むときは、問題用紙の選択肢の横に「〇」「×」「△」を記入していきましょう。
- 〇:明らかに正しい内容
- ×:明らか誤った内容
- △:正誤の判断がつかない内容
〇×△をしっかりつけておくと、見直しがラクになります。
絞り込んだ結果、複数の選択肢が残ったときはシンプルに考えます。「少しでも見たことがある内容が書かれている選択肢」を選んだほうが正解である確率は高いです。結果的に不正解だったとしても、理由もなく初見の内容が書かれている選択肢を選んで不正解になるよりは諦めがつきます。
社労士試験の出題の7割は、基本事項からの出題です。変に出題意図の裏を考えずに、素直に解答するように心がけてください。裏の意図まで読まないと正解できない難問は、ほかの多くの受験者も正解できないので落としても大丈夫です。
明確に正解だとわかる選択肢がすぐに見つかった場合は、残りの選択肢は読まずに次の問題へ進みましょう。大幅な時間短縮につながります。
時間に余裕があれば最後の見直しの時に、読まなかった選択肢の正誤も確認してください。
実際の択一式試験の問題用紙
詳細はこちら >> 択一式試験の対策
社労士試験の当日の持ち物
本試験の当日に必要な持ち物は以下のとおりです。
- 受験票
- 前日のうちに、カバンに入れておきます。
- マスク
- 着用していくマスクとは別に予備のマスクも1〜2枚、カバンに入れておきましょう。
- 財布
- 所持金は多めに持っていきましょう。アクシデントが発生したときに、試験会場の近くまでタクシーで移動するためです。(会場への乗り付けは禁止)
- 写真付きの身分証明書
- 運転免許証やパスポート、社員証、学生証など。本人確認で受験票の顔写真と異なると判断された場合に、試験官から身分証明書の提示を求められることがあるからです。
- 筆記用具
- 本試験で認められているは、HBの鉛筆とHBのシャープペンシル、プラスチック消しゴムです。
試験中に鉛筆削りは使えないため、鉛筆は6本以上は持っていくのがおすすめ。休憩時間に削れるように、携帯用の鉛筆削りを持参してください。シャープペンシルの場合は2本以上、替え芯もお忘れなく。
消しゴムは、新品を4個くらい持っていきましょう。角が尖っているほうが、早くキレイに消すことができます。1年に一度の社労士試験です。新品の消しゴムをどんどん使ってください。 - 腕時計
- 原則として会場に時計はありません。必ず腕時計をつけていきましょう。携帯電話を時計として使うことはできません。置き時計やスマートウォッチもNGです。音が鳴らない腕時計のみ、時計として使用できます。
時計にも、アナログタイプとデジタルタイプがあります。普段、見慣れているタイプの腕時計がベストです。 - 試験会場へ持っていく教材
- 本試験の直前に「あれはどうだったかな?」と思ったときに調べられないと、精神衛生上よくありません。
過度な負担にならなければお守り代わりに、今までお世話になった教材たちも試験会場へ連れていってあげてください。 - 昼食
- 昼食は、食べ慣れているものにしましょう。本試験当日だからといって、普段口にしないものを食べて体調を崩しては元も子もありません。脳の栄養としてブドウ糖を食べるにしても、あなたに合うか数回試してみてください。コーヒーやエナジードリンクは飲み過ぎに注意です。
試験会場付近のコンビニは混雑していて、食べようと思っていたものが買えない場合もあります。気をつけてください。 - ペットボトル
- 試験中に飲める水分はポットボトルだけです。ペットボトルカバーの使用は禁止されています。水筒や缶もNG。水分を摂りたいときは、試験監督者に申し出る必要があります。
試験会場へ持っていったほうがいいアイテムは次のとおりです。
- タオルやハンカチ、ティッシュ
- 汗が気になる方は多めに持っていきましょう。
- メガネ
- コンタクトの方は念の為に持っていきましょう。
- 目薬
- ドライアイの方はお忘れなく。
- 扇子またはハンディファン
- 暑さ対策です。
- 服
- 本試験の会場は、冷房が利きすぎて寒い場合があります。体温調整ができるように、カーディガンなどの羽織るものを持っていくと安心です。
8月下旬はまだまだ暑いです。会場に向かう際に汗をかきそうな方は、着替えを持ってきましょう。
持ち物は、前日までに準備を終わらせましょう。
社労士試験の当日に実力を出し切って合格をつかもう
社労士試験の当日に100%の実力を発揮するためには、冷静さを保つ必要があります。
見たことがない問題に遭遇しても落ち着いて対処できるように、試験中の心構えを決めておきましょう。
選択式で大切なことは、20の選択肢をグルーピングして4つまで絞り込むこと。択一式試験では簡単な問題からリズム良く解いていくことが重要です。
本試験では、実力者でも冷静な判断ができずに、選択式で足切りになってしまうことがあります。社労士試験は番狂わせが起きやすい試験です。
最後まで気を抜かず、あきらめずに全力を出し切ることの集中してください。
その先に合格が待っています。
合格する可能性が確実に上がる!